Area  砂漠のキツネ NEWS

◇米軍機攻撃はフセイン体制動揺の証左・米中東司令官  99 1/8 10:05
【ワシントン7日=村松雅章】米国のジニ中東軍司令官は7日ワシントンで開催した記者会見で、 12月のイラク空爆作戦「砂漠のキツネ」以後、「サダム・フセイン(イラク大統領)の統制を 揺るがす深刻な国内問題が発生している」と指摘するとともに、飛行禁止区域での米軍機に対する 再三の挑発行為は「以前の地位を取り戻すためのための自暴自棄な試みである」と断言した。 「砂漠のキツネ」を中心となって遂行したジニ司令官は「作戦は成功した」とあらためて強調。 作戦終了後のイラク情勢について、アラブ諸国民にほう起を呼びかけたフセイン大統領の発言や 南部で発生したという大量処刑などに言及しながら、内政が動揺しているとの見解を示した。 さらに飛行禁止区域で繰り返す「勝利をけん伝する宣伝目的」の挑発行為も効果はあがっていない とした。米国防省省によると米東部時間1月7日午前3時(日本時間7日午後5時)にも北部の飛行 禁止区域を監視飛行中だった米軍のF16戦闘機がレーダー照射を受けたため空対地ミサイルで イラクのミサイル施設を攻撃した。ジニ司令官は「砂漠のキツネ」以降、イラク側の違反飛行は 少なくとも40回に達していると指摘。瀬戸際のフセイン大統領は「以前にも増して危険な存在に なった」と警告した。
<朝日>◇フセイン大統領の音声を公開、「自分は無事」◇ 98 12/17 11:11
 イラク政府は十七日、同日未明に起きた米英両軍による空爆後、 フセイン大統領自身による音声を公開する。イラク情報筋によると 、大統領は、「自分は攻撃を受けておらず、無事だ」と述べている という。大統領の肉声を伝えることで大統領宮殿が攻撃を受けた後 も大統領が健在であることを示すとともに、国民に米英両国との対 決を、国際社会には攻撃の不当性を訴える狙いがあるものとみられ る。
 イラク指導部は十六日の段階でフセイン大統領が革命指導評議会 と与党バース党幹部の合同会議を開催、空爆への対応を協議するな ど、臨戦態勢を敷いていた。十一月危機の際と異なり、外交努力に よる空爆回避の措置はとられておらず、米軍による攻撃を想定した うえで、軍事的被害を最小限に抑えようとしているものとみられる 。
 フセイン大統領は十六日、全土を四軍区に分割し、各軍区に司令官を配置する命令を出した。同措置は新たに設置されたもので、 北部、南部、中部ユーフラテス、中央の四区。バグダッドは中央軍の管区となる。湾岸戦争後初めて。 同措置の理由について国営テレビは、「外国からのあらゆる攻撃に備えるため」としている。米英両 軍による攻撃でフセイン体制が揺らいだ場合に備え、国内の治安維軍による攻撃でフセイン体制が 揺らいだ場合に備え、国内の治安維持を強化する目的との見方もある。イラク国営通信は、「イラク 側のあらゆる犠牲にもかかわらず、制裁は解除されていない。イラクは米国の(攻撃の)意志には 屈しない」と発表した。テレビ局は通常の番組を軍事訓練の映像に切り替え、ラジオ局も愛国的な 音楽を流すなど、「戦時放送」を続けている。



<朝日>◇日本政府はイラク攻撃支持表明◇ 98 12/17 10:42
米国、英国によるイラクへの武力行使をうけて野中広務官房長官は十七日午前、首相官邸で緊急の 記者会見を開き、「我が国として米国と英国による行動を支持する」という小渕恵三首相名のコメン トを発表した。また野中長官は、内閣安全保障・危機管理室内に官邸対策室を設置するとともに、 十人程度とみられるイラク在留邦人の保護に万全を尽くす考えを明らかにした。 コメントでは「イラクの国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)への協力再開は 不十分であると言わざるを得ず、イラクの対応は湾岸戦争の停戦条件を定めた安保理決議を含む 一連の決議 、今年二月のアナン国連事務総長とイラク政府で合意された了解事項に対する重大な 違反である」と指摘。そのうえで「国連安保理、 関係各国がイラク政府に安保理決議を完全に 履行するように最大限の外交努力を行っていたが、UNSCOMに対するイラクの協力は得られ なかった」として、外交努力を尽くしたにもかかわらずイラクが約束違反をしたので武力行使は やむを得ないとの判断を示した。
政府は十七日午前八時四十五分から、官邸に野中広務官房長官、高村正彦外相、鈴木宗男官房副長官 らと外務省幹部が集まり、ベトナム訪問中の小渕恵三首相と連絡を取りつつ対応を協議した。高村 外相らによると、攻撃の約二十分前の午前六時半、斉藤邦彦駐米大使が米国のスローコム国防次官 から「軍事施設に対する、相当規模の攻撃をする」という連絡を受けたという。また、米国の フォーリー駐日大使は午前十時に、クリントン大統領から小渕首相あての親書を持って高村外相を 訪れた。


◇大統領弾劾採決、延期へ――下院次期議長 イラク情勢受け 98 12/17 10:12
【ワシントン支局16日】米下院のリビングストン次期議長は米東部時間16日午後8時前 (日本時間17日午前10時)、米英軍によるイラク攻撃が開始されたことを受け、17日に予定して いた下院本会議でのクリントン大統領への弾劾採決を延期する意向を正式表明した。リビングス トン氏は「ペルシャ湾岸地域に展開する米軍を支持する」と語り、17日の本会議で今回の軍事行動 を支持する決議を採択する意向を明らかにした。


◇イラクの核、生物兵器など軍事施設が攻撃標的・米大統領 98 12/17 08:07
【ワシントン支局16日】クリントン米大統領は米東部時間16日午後6時(日本時間17日午前8時)、 ホワイトハウスで同日のイラク攻撃に関する声明を発表し、イラク国内の核、生物・化学兵器、 軍事施設が攻撃の標的だと指摘した。


◇バグダッドで爆音――CNN 98 12/17 06:56
【ワシントン支局16日】米CNNによると、米東部時間16日午後5時前(日本時間17日午前7時)、 イラク首都バグダッドで数発以上の爆音がした。米軍がイラクに対する攻撃を開始したかどうか は確認されていない。

イラク空爆
イラク空爆展開図
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