大佛次郎
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Area 大佛次郎
 
ペンネーム
鎌倉、長谷寺の大仏裏に住んでいたため、大仏を太郎とするなら、自分は 次郎にあたると考えてつけた。

おいたち
1897年 10月9日 横浜市英町十番地(現在の中区英町)に、野尻政助・きんの三男として 生まれた。父の政助は日本郵船に勤務していた。7歳の春までそこで過ごしたが 東京に転居。横浜市太田尋常小学校入学10日ほどで東京の牛込にある筑土小学校に 移る。都立一中、一高、東大政治学科を卒業。
卒業後鎌倉女学校で国語と歴史 を教えていた。その後、外務省条約局へ勤めたが、書籍の購入費が月給を上まわる 状態が続き、やむを得ず、娯楽雑誌などに原稿を書き始めたのが、大衆文学に進む きっかけとなった。
1960(昭和35)年 芸術院会員
1964(昭和39)年 文化勲章受章
1973(昭和48)年4月30日 死去 東京の病院から遺体を乗せた車は、 ホテルニューグランドの前に止まり、 従業員全員の別れの挨拶を受けて、鎌倉の自宅に去っていった。墓は 鎌倉の寿福寺にある。

代表作
「鞍馬天狗」(大正13年)
「赤穂浪士」(昭和2年)
「ドレフュス事件」
「パリ燃ゆ」
「天皇の世紀」
「帰郷」(昭和24年)

横浜ゆかりの作品
「霧笛」(昭和8年) 異人館のボーイ千代吉と、主人公の英国人クウパー、その愛人 お花との関係を、開化期の横浜のエキゾチックな風物の中で描いた長編小説。
「花火の街」(昭和11年)
「幻燈」(昭和22年)
「赤屋敷の女」
「薔薇の騎士」

大佛次郎記念館
横浜にゆかりの深い大佛次郎の記念館 自筆原稿、文献などが充実 蔵書約6万冊を収蔵。
「猫は一生の伴侶」と語るほどの愛猫家だった大佛はいつも十数匹の猫に囲まれた生活だった。 童話「スイッチョ猫」など猫を扱った作品も多い。記念館では猫関連コレクションも展示。
鎌倉・大佛茶亭
作家の 故大佛次郎 の茶亭を保存建築物に指定
大佛次郎記念館 横浜市オフィシャルサイト
時代とともに〜大佛次郎の魅力 大好きな作家・大佛次郎について語る
スタンダード(本館) 横浜を代表するホテル・ニューグランドのオフィシャルサイト
1897.10. 9 by 今日はこんな日 大佛次郎誕生日
大佛次郎私抄 生と死をみつめて 宮地佐一郎著 by 日本文芸社
鞍馬天狗 天狗廻状 by 松竹ホームビデオ 原作=大佛次郎
大佛次郎が過ごした茶亭 by 資生堂 鎌倉の茶亭
鎌倉文学館 市オフィシャルサイト 大佛次郎の自筆原稿など展示

 私の一代の傑作はほんとうは終戦後、藤田圭雄さんがやっていた「赤とんぼ」に書いた『スイッチョ猫』と言う短い童話である。十二、三枚のもので、珍しく、書いたものでなく生まれたものだった。 子ネコが庭で遊んで、あくびをしたらスイッチョが飛込んでしまい、しばらく腹の中で鳴く話である。 ネコは不眠に陥る。ねむったかと思うと、スイッチョが急に腹の中で鳴くので、おどろいてとび起き、あたりを意味なく駆けまわるのである。     −  大佛次郎 昭和37年3月 朝日新聞より