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竹富町指定史跡 シムスケー(古井戸) 昭和47年8月30日指定 波照間島の北端に位置するこの一帯には、かつてシムス村とよばれる集落があり、 このシムスケー(古井戸)もその当時から使われてきた井戸です。 この井戸は水量豊富、水質良好で、昔の島人にとってかけがえのない貴重な水源でした。 大旱ばつになって島じゅうの井戸が枯れ果てても、この井戸だけはいつでも水を湛え、 島の人々の生活を支え続けてきました。「シムスケーのお世話になる」ということが、 大旱ばつの代名詞になっていたほどです。 この井戸には、つぎのような由来が伝えられています。昔、波照間島が7ヶ月にも及ぶ 大旱ばつにみまわれ、人々が水不足と飢饉にあえいでいたとき、シムス村のベフタチバー (ベフタチは名、バーはお婆さんの意で、貝敷家の先祖)のアマラ牛(赤牛)が角や前足 で石や土をかきわけ、水を掘り当てて飲んでいました。 それを見たベフタチバーは村人を呼び、みんなで井戸を掘って水不足から救われたの でした。その後人々は、この牛を神の化身だと崇拝し、牛の死後は手厚く葬って、井戸の 側に牛の肝に似た石を据えて拝所としたといわれています 竹富町教育委員会 井戸の脇の説明板より |