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 丘陵と台地が7割を占める鶴見川流域 「鶴見」の地名は、窪地や水たまりの多い下流の沖積地に、鶴が生息していた ところから生まれたといわれる。朝鮮語で鶴のことを「チュルミー」ということ から由来するとの説もある。鎌倉時代には、武蔵国久良岐郡に大山郷とあり、大 山郷は鶴見郷の別名だったという。 古代の鶴見川流域は、噴火を繰り返していた箱根山の火山灰が、多いところで は数十メートルも堆積し、関東ローム層をつくりだしている。縄文時代に入ると 鶴見川は海水が中流域にまで深く入り込み、川沿いの谷戸は海面下になるという 状態が生まれた。これは「縄文海進」といわれ、海面が上昇して陸地へ広がった のである。小机や勝田付近までが海面にあり、縄文中期になって後退を始めてい る。丘陵の奥深く海が入り込んでいたところは、川の流れによって土砂が堆積し て沖積平野が生まれたのである。 このため鶴見川流域は、丘陵と台地が7割を占めることになり、残りが沖積地 という地形となったのである。
前川清治 氏の「地名探訪」より  
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